「体重はそれほど変わらないのに、二の腕だけ太く見える」
これはパーソナル現場でもとても多い悩みです。実は二の腕太りの原因は、脂肪そのものより腕の使い方のクセにあることが少なくありません。
二の腕は本来、日常動作でよく使われる部位ではありません。スマホ操作やデスクワークが増えると、肩が内に入り、腕は前側ばかり使われます。その結果、二の腕の裏側(上腕三頭筋)は使われず、血流やリンパの流れも滞りやすくなります。これが「たるみ」や「むくみ」として見た目に現れるのです。
よくある間違いが「二の腕を細くしたいから腕立てやキックバックだけを頑張る」こと。筋トレ自体は悪くありませんが、土台となる姿勢と肩の動きが整っていないと、狙った筋肉はうまく使われません。むしろ肩や首が張ってしまい、逆効果になるケースもあります。
二の腕痩せの第一歩は、肩甲骨を動かすこと。背中を伸ばし、肩を軽く後ろに引くだけでも、二の腕の裏側は自然と働きやすくなります。そのうえで、軽い負荷で「伸ばす・縮める」を丁寧に行うことがポイントです。回数や重さよりも、正しく使えている感覚を大切にしましょう。
食事面では、極端なカロリー制限は不要です。筋肉や皮膚のハリを保つために、たんぱく質を適量摂ることが、結果的に二の腕の引き締めにつながります。
二の腕は「部分痩せできない部位」と言われがちですが、正確には「使い方を変えれば、見た目は変えられる部位」です。焦らず、姿勢・動き・習慣を整えること。それが一番の近道です。

