寒暖差が大きくなる季節は、肩こりや頭痛、腰痛などの不調が一気に増える時期です。これは単に冷えるからではなく、体が気温変化に対応するために大きな負担を受けているためです。
【寒暖差で痛みが出やすくなる理由】
・自律神経が乱れやすい
気温差が7度以上ある日が続くと、体温調整のために自律神経が強く働きます。この負担が大きくなるほど、筋肉が硬くなり痛みが起きやすくなる。
・血管の収縮で血流が悪くなる
寒さで血管が急に縮むと、首肩や背中の筋肉に血が届きにくくなり、こりや痛みにつながる。
・筋肉が緊張しやすい
冷えると無意識に体が固まり、関節の動きが悪くなる。特に首・肩・腰に負担が集中しやすい。
・気圧や日照時間の変化も影響
寒暖差と気圧変化が重なると、頭痛やだるさを感じやすくなる。
【痛みを防ぐために今すぐできる対策】
・首、肩、腰の温め
カイロや湯船で重点的に温めると、筋肉の緊張が緩み血流が改善される。
・スマホ姿勢を見直す
寒い日は背中が丸くなりやすく、さらに首肩の負担が増える。意識して胸を開くだけで痛みが軽減しやすい。
・こまめなストレッチ
一度硬くなった筋肉は冷えると戻りにくいため、1〜2分の軽い動きでも効果がある。
・深い呼吸を意識する
浅い呼吸は自律神経を乱しやすいため、ゆっくり息を吐くことで緊張が和らぐ。
寒暖差の大きい時期は、痛みが強く出る前の「予防」がとても大切です。首肩の張り、頭痛、腰の重さなど、小さなサインが出ているうちにケアを始めることで、冬の不調を防ぎやすくなります。気になる症状があればお気軽にご相談ください。

